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March 2009アーカイブ

February 2009| ファツィオリ日記トップApril 2009

可児亜理さんのCD


本日可児さんよりCDを頂きました。 11.jpg 素晴らしい演奏です・・・可児さんはゲルハルト・オピッツ先生(Gerhard Oppitz)の弟子ですが、オピッツさんはヴィルヘルム・ケンプ(Wilhelm Kempf)の弟子ですので、可児さんはドイツのピアノ演奏の伝統を継続しています。

 しかし、このCDの楽器も面白いですよ・・・

当CDはミュンヘンのバイエルン放送局の第2スタジオで録音しました。殆どスタインウェイの楽器で録音しましたが、最後の一曲はファツィオリで録音しました。

同じピアニスト、同じスタジオ、同じスタッフという条件のもとで楽器だけが違う。。。とその違いは?

説明より、まず聴いてみて下さい!

最初はスタインウェイの録音です。以下のURLにクリックして、一分間MP3をダウンロードします。

可児亜理 スタインウェイ.mp3

次はファツィオリの録音です:

可児亜樹 ファツィオリ.mp3

如何でしょうか?

両方良い音だと思いますが、違います。ファツィオリの音のクリアさと明るさを実感して頂けましたでしょうか。ベルカントかな?

MP3の音ですので、当然足りません。このCDを カメラータ・トウキョウ で頼めると思います。

もしくは、当社のショールームに来て、実物の音をお聴きになりませんか?

Enhanced by Zemanta

エフゲニー・ザラフィアンツ弊社ショールームでFazioliを弾く

10.jpg


今後Evgeny Zarafiants氏は弊社のショールームでコンサートを開催します。もしファツィオリの音をライブでまだ聴いたことがなければ、ぜひ聴きにいらして下さい!

Program

J.S.Bach=Busoni Chaconne d-moll                 バッハ=ブゾーニ  シャコンヌ
F.Chopin             Ballade No.3 As-dur op.47    ショパン            バラード第3番 変イ長調
A.Scriabine          Fantasie h-moll op.28          スクリャービン     幻想曲 ロ短調
S.Rachmaninov    Sonata No.2 b-moll op.36     ラフマニノフ       ソナタ第2番 変ロ長調

2009年4月20日(月)19:30開演              予約制 ¥3000           ご予約・お問い合わせ 
 予約: info@concertrex.jp  http://www.concertrex.jp/  ℡0422-22-1980

プロフィール:
 1959年ロシアのノヴォシビルスクに生まれる。音楽家の両親のもとで育ち、6歳からピアノを父に学び、8歳からはモスクワ音楽院付属中央音楽学校でエレナ・ホヴェンに師事、幼少より天才的な才能を発揮し、1975年にはグネーシン音楽学校に進む。しかし、青年の純粋さゆえに招いた不本意な出来事に遭い、南ウラルのオルスクへと移され、モスクワ音楽院への道が閉ざされるという悲劇を味わっている。1979年にはオルスク音楽院を首席で卒業するが、一切の演奏活動の機会は与えられなかった。1980年ゴーリキー市のグリンカ音楽院に再入学、首席卒業後、大学院でも研鑚を重ねている。ここではイリヤ・フリートマンに師事。この間、全ロシア・コンクール、ラフマニノフ・コンクール等で入賞し、ようやくロシア国内での演奏活動を行うようになったが、その素晴らしさが国外に伝えられることはなかった。ザラフィアンツの名前がようやく人々に知られるようになったのは、1993年ポゴレリッチ国際コンクール(米カリフォルニア州パサデナ)で第2位入賞を果たしてからのことである。以来住居はクロアチアに構え、ドイツや日本を中心に演奏活動を行っている。

 日本には1997年以来度々来日し、東京をはじめ全国各地でコンサートや公開講座を行っている。2004年にロシア・フィルハーモニー交響楽団と、2005年にザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団と共演したほか、室内楽の分野でも力量を発揮し、2007年にはザグレブ弦楽四重奏団とのシューマン、ブラームスのピアノ五重奏でも絶賛を浴びた。
 2006年よりザグレブ国立音楽院講師に就任。レコーディングも活発に行っており、日本ではALM RECORDS(コジマ録音)より13枚のCDをリリース。『レコード芸術』誌で特選盤に選ばれるなど、高い評価を受けている。さらに、NAXOSからも3枚のCDをリリースし、特にスクリャービン「前奏曲第1集」は、イギリス『グラモフォン』誌の月間ベスト10に選ばれるなど、常に注目を浴びている。
 2005年『音楽の友』誌にて、世界の注目されるピアニスト100人に入るなど、ザラフィアンツの聴衆の魂を揺さぶる精神性の高い演奏は、毎回大きな感動を与え、熱烈なファンを増やし続けている。


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