ファツィオリ日記

弊社の越智晃が(8月30日号の)アエラ誌「現代の肖像」に掲載されました!

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今週のAERA誌で、弊社の技術者、越智晃が大きくフィーチャーされました。2008年のファツィオリジャパン設立時から、ファツィオリピアノの品質の維持・発展に邁進してきた越智。彼自身の歩み、また業界技術者の歴史も洞察され、興味深いです。ぜひご一読下さい。

AERA 2021年8月30日号にてお求めになれます。


アンジェラ・ヒューイットの第16回トラジメノ音楽祭 現地報告&ビデオ配信

イタリアのウンブリア州で7月23日より第16回トラジメノ音楽祭が開催されました。昨年は設立以来初めて開催が出来ない年でしたが、しばらくイタリアのコロナの状況が落ち着いていたのを機に、6月に急遽プログラムを組んで開催を決定したのはさすが、アンジェラならでは。ファツィオリジャパンからもスタッフを送ることが出来ました。

以下現地報告ですが、今年は参加できる人が非常に少なかったこともあり、各セッションのビデオ配信が決定されました。まるで現地に居るような臨場感満載のビデオコンサートです。公式サイトからご覧いただけます。

トラジメノ音楽祭公式サイト

4日間のミニバージョンとはいえ、例年のパターンを踏襲し、毎日異なるウンブリア地方の5つの中世の教会にファツィオリピアノを持ち込んでのコンサートでした。今年もアメリカなど海外からのコアのファンの顔もあり、皆で予期せぬ再会を喜び合いました。素晴らしい教会の絵画やフレスコ画の清廉な雰囲気の中、教会の暖かく柔らかな音響は格別です。

初日は、ペルージアのサン・フランチェス・ディ・ノヴェリ教会

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アンジェラのオールバッハからなるプログラムは、このバロック教会に相応しいものでした。2020年のバッハオデッセイの最後を飾るはずであった、レコード・アカデミー賞を受賞した「フーガの技法」からも4曲を披露。


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2日目は、ペルージアのサンピエトロ大聖堂で室内楽の名作が繰り広げられました。

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最後は、ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.81で華々しく終了。


3日目は、「バッハと即興の技法」というテーマで昼夜2公演。人生でほぼ聴くことがないと思えるほどの貴重な経験でした。第一部はペルージアのサンロレンツォ大聖堂で、オルガニスト・ピアニスト・作曲家・指揮者・即興音楽の権威のルドルフ・ルッツ(Rudolf Lutz)のオルガンによる即興演奏リサイタル。

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大聖堂のオルガンでバッハのプレリュード&フーガロ短調の荘厳な音楽で始まったこのコンサートは、その後、モーツアルト、ベートーベン、ドヴォルザーク、シューベルトなどの作曲家を代表する曲の即興の旅に展開して行きます。オルガンの音色が、優しいピアニッシモから怒涛のフォルテまで、ここまで多様に響くとは。時にはルッツの素晴らしいテノールも交えて、ユーモアたっぷりに。

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夜は、ペルージアから約一時間のTrevi市のサン・フランチェスコ教会でアンジェラとルディーがバッハの即興で協演。テーマは「調性」。一台のFazioliでアンジェラが平均律やゴルトベルク変奏曲などから、特定の与えられた調整のイメージでバッハを選曲。それに対し、ルッツがアンジェラや聴衆から与えられた別の調性で違ったものに即興していく。ジャズあり、ラフマニノフ調ありのノリノリの演奏に観客は大喜び。Fazioli を初めて弾くルディーも、「初めて弾いたけど、やりたいことが全て可能なピアノだった。ダイナミックレンジが凄い。恐らくこれはバッハの曲だけのことではないでしょう?」と尋ねて来ました。彼はピアニストとしても素晴らしいです。
 
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フィナーレは、教会のオルガン弾きであったアンジェラの父親が、ピアノ連弾のために編曲したトッカータ&フーガニ短調を二人で演奏。三人の個性ある演奏家の素晴らしい音楽性と才能、バッハへの愛情と献身に思いを馳せる演奏でした。

最終日は、オペラの日でSpoleto市のカイオ・メリッサ劇場。運ばれて来たFazioliをステージに持ち上げることができないというハプニングに見舞われ、急遽劇場のピアノが使用されました。その夜は、歌手とアンジェラのダブル・バースディ―を祝ったレセプションもあり、アンジェラはフェスティバルを遂行できた喜び、長年のファンに囲まれて誕生日を祝える喜びに輝いていました。

皆様も是非、公式サイトからコンサートをご視聴ください。
弊社も、再びトラジメノ音楽祭+ファツィオリ工場+イタリア・グルメツアーが企画できる日が近いことを祈っております。
 
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2022年の第17回トラジメノ音楽祭は、6月末からの一週間が予定されています。
コロナ禍で2020年から来日出来ていないアンジェラとルディーですが、アンジェラは2022年5月に日本でバッハオデッセイを締めくくる予定です。ルディーの再来日も2022年に予定されているとのこと。ぜひご期待ください。

ファツィオリジャパン株式会社スタッフ現地取材



イタリア文化会館 東京  アニェッリホール

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イタリア文化会館 東京 
アニェッリホール
Istituto Italiano di Cultura Tokyo
Agnelli Hall
採用ピアノ ファツィオリ F212
住所          東京都九段南2-1-30 
                   イタリア文化会館B2F
席数         372席
      
 
日本におけるイタリア文化の普及と日伊文化交流の振興を目的とするイタリア文化会館。長年にわたりイタリア文化・芸術の発信拠点となり、様々な文化・学術活動を通じてイタリアを多角的に紹介し、総合的な理解促進を図っている。2020年に同館アニェッリホールにファツィオリF212を導入。あまり知られていない現代のイタリアを紹介したい、という思いを持って多岐にわたるイベントを展開してきたカルヴェッティ氏にとって、ファツィオリは伝統的でありながら現代のイタリアを体現するものであった。数日後に4年の任期を終え、退任を迎えるカルヴェッティ氏に話を聞いた。 



前イタリア文化会館館長    パオロ・カルヴェッティ氏
_Paolo_Calvetti_03__.jpgイタリア文化会館
イタリア文化会館は、イタリア外務・国際協力省に属する機関であり、日本におけるイタリア文化の普及と日伊文化交流の振興を目的とし、文化的および学術的な講演・催事を行っている。その他にも日本諸機関や企業の後援活動、語学・文化コースの提供を行うなど、まさにイタリア情報の発信拠点としての役割を担っている。大きなエキジビションホールと東京で唯一のイタリア専門図書室を有し、1万5千冊を超えるイタリア関連書籍とイタリア文学者故須賀敦子氏の原稿などのプライベートコレクションも所有する。

「イタリア文化会館は1941年に建設されましたが、東京大空襲で破壊され1960年に再建されました。その後、2005年に建て替えられたイタリア文化会館は、外観とマスタープランをイタリアの建築家ガエ・アウレンティが設計しました。とてもイタリアらしいデザインの建物です」とカルヴェッティ氏は驚くほど流暢な日本語で説明してくれた。赤い色彩とガラスの格子が遠目にもとても印象的な外観のイタリア文化会館は、館内もイタリアらしいデザインに溢れている。「アニェッリホールは、372席の中規模の多目的ホールです。音響に優れていてコンサートにいらしたお客様から大変好評です。ホールの設計と座席もアウレンティのデザインによるもので、イタリアで制作した革製の椅子なのですよ」

現代のイタリアを伝える
イタリアの情報発信の拠点と広く知られているイタリア文化会館だが、カルヴェッティ氏は「現代のイタリア」を紹介していくことを強く意識してきたという。音楽においては「イタリア音楽=オペラ」というステレオタイプが一般的に普及しているが、その良さを認めた上で次のように語った。「イタリア文化会館では、イタリアらしいと皆さんによく知られているオペラなどではなく、イタリアのジャズや現代音楽のアーティストを数多く招聘してきました。イタリアのジャズが世界的に有名なことはジャズ愛好家以外にはあまり知られていないと思います。イタリア人作曲家による能の「謡」の現代曲コンサートを開催したこともあります。当館は公的機関であるためコンサートも無料ですし、商業的な観点を気にせず、今のイタリアを知っていただくためのコンサートを意識して企画してきました」


Esterno.jpgイタリアの誇り- ファツィオリ
「現代のイタリア」を紹介するというカルヴェッティ氏の功績の一つが、アニェッリホールにファツィオリを導入したことであろう。「イタリア人にとってファツィオリのピアノは、本当に奇跡的な成果だったと思います。ファツィオリは、ピアノメーカーとしては比較的に新しい会社ではありますが、80年代に突然現れて瞬く間に他の世界的メーカーに並ぶレベルのピアノ作り上げることができたのは信じられない奇跡です。イタリア人にとっての誇りでもあります」

アニェッリホール所有のF212は、ファツィオリが特許を持つ特別仕様の三層響板を備えており、同ホールのために製造された特注品だ。カルヴェッティ氏は、購入までの経緯を振り返り「実は、ファツィオリの購入は内部の予算の問題や踏襲すべき複雑な手続きなどで簡単なことではありませんでした。でも、私は優れたピアノを購入することができてとても良かったと満足しています。F212は、以前ホールが所有していたピアノと同じサイズなのですが、音のパワーが全然違います。音色だけでなく音の力に圧倒されます」と力強く話してくれた。

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ファツィオリはホールで演奏した音楽関係者からも大変好評を博しているとのこと。さらに、コロナ禍により来日が叶わなかったアーティストによる現地配信のオンラインコンサートでは、カルヴェッティ氏の希望でファツィオリを使用するようになったという。「ファツィオリによって、よりイタリアらしさが増します」


イタリアのベルカントを理想の音とし、高度な職人技術を大切にしながら技術革新を重ねるファツィオリは、イタリア文化会館にとって、伝統的なイタリアと現代のイタリアを併せ持つイタリア文化を象徴するアイコンの一つになっているようだ。これからもアニェッリホールの音楽イベントを通じて、イタリア音楽芸術の素晴らしさを聴衆に届けてくれることであろう。
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在任期間を振り返り、「新型コロナ感染拡大により活動が制限されてしまった期間を除けば、就任当時に思い描いていたことを達成できた」と微笑むカルヴェッティ氏。同氏の4年にわたる日伊文化交流と文化発展への献身ならびに大きな功績に感謝の気持ちと拍手を送りたい。




反田恭平, 読響とともにシューマンピアノ協奏曲、東京・大阪バックステージ

6月19日・20日東京芸術劇場、6月22日大阪フェスティバルホールにて、反田さんがシューマンピアノ協奏曲を演奏しました。読売日本交響楽団指揮者はセバスティアン・ヴァイグレ氏。使用ピアノはF308です。反田さんが初めて臨む曲ということもあり、特別なコンサートとなりました。


18日に行われた最初のリハ―サルでのヴァイグレ氏と反田さんの様子をご覧下さい。
お二人で入念に打ち合わせをしながら、リハーサルを進めます。

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二日にわたる東京でのコンサートは無事終了し、一日を挟んで大阪公演です。
その間にピアノを大阪まで運びました。大阪ではテレビ収録が行われるため、準備はいつもより複雑です。

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大阪公演も大きな拍手で幕を閉じました。
ホールが満席の場合、こんな感じで演奏に聴き入っています・・・ 素晴らしかったですね。
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