(November 13, 2019 4:39 PM)
10月にオープンした「フェニーチェ堺」は,2,000席の大ホールを備えた非常に立派なホールです。5月に同ホールへFazioliの最大コンサートグランド
F308を納品して以来、我々は演奏会を大変楽しみにしてきました。11月3日に行われた反田恭平氏とワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団のピアノコンチェルトは、F308の聴き初めにこれほど素晴らしいコンサートはあろうかと言えるものでした。バックステージリポートをお届けします。
ファツィオリの創立者パオロ・ファツィオリも、ぜひ聴きたいと思い、前日に来日しました。
関空到着後ホテルにチェックインして、すぐホールに行き、パオロはリハーサル中の反田さんと初顔合わせ、ピアノもチェック。
そして、練習終了後の反田さんと、居酒屋で遅い夕食をしながらジュースで乾杯・歓談。
翌日は、14:00からの本番前に、パオロのプレスインタビュー、コンサートのゲネプロと過密スケジュール。
最初のプレスの質問はいきなり、「ファツィオリピアノの音の減衰はスタインウェイとどう違うのか」という非常に専門的なもの。「音の伸び」はパオロが最も大事にしている事の一つなので、水を得た魚のように説明が続きました。しばらく記者さん達と談笑した後、リハーサルが始まり、皆で大ホールの反田さんのリハーサルを聴きに行きました。
ぜひフェニーチェ堺の美しく、音響の素晴らしいホールでファツィオリF308のパワーと深みを生で聴いて下さい!
このコンサートは早くから完売したため、残念な思いをされた方も多かったようです。反田恭平氏はシルベスターコンサートにも登場される予定です。それまで待てないと言う人のために、ホールのスタッフメンバーのミニ携帯ビデオでテーストをどうぞ。