ファツィオリ日記

Fazioliコンクールのアドヴァイザーご紹介(2):Vadym Kholodenko

通常のピアノコンクールの審査委員は権威ある先生方により構成されますが、「ファツィオリジャパン​創立10周年記念オンラインピアノコンクール」では、一般のピアノ愛好家(貴方も!)が審査委員です。しかし、ピアノコンクールの審査は簡単なことではありませんので、各分野の旗手にアドヴァイスを頂くことにしました。現在までに5名の方が当コンクールのアドヴァイザーを引き受けて下さいました。これらの方々を順次ご紹介致します。

なお、ホロデンコ氏は第7回仙台国際ピアノコンクールの審査員に抜擢されました。(1月17日発表)。主要国際コンクールでの31歳の審査委員は画期的です。

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ヴァディム・ホロデンコ

ご挨拶(オリジナル英文はこの下)
「多くの国際ピアノコンクールを経験した私にとって、ファツィオリジャパンのオンラインコンクールはとても興味深いです。このコンクールは自分で自由にレパートリが決められ、審査用の演奏はビデオで何度でも取り直せるなど、出場者には大きな自由が与えられており、ステージ演奏の恐怖感の問題も少ないでしょう。

審査員が一般人、しかもピアノファンから成り立っていることを考えると、音楽院風と言うよりはコンサートホールの演奏に近いコンクールでしょうか。通常コンクールで演奏する時は、音楽が持つ真の力以上に、音楽院教授が許容しないような些細な過ちを犯さないよう細心の注意を払わなければなりませんから。出場者が心からの音楽を奏でることを期待しています。また、審査員の方々には時折アドヴァイスを出来ればとも願っております。音楽と言うことに集中すれば、皆様にとって素晴らしい経験となることでしょう。

今年の6月にツアーで来日しますので、皆様にお会いできることを楽しみにしております。このコンクールのためにマスタークラスの時間を取ることができれば嬉しく思います。

最後に、このような機会を与えて下さったファツィオリジャパンに感謝します。自宅にFazioliピアノが入って以来、日々の練習が更に楽しいものとなりました。皆様もこのコンクールを通じてファツィオリの音色を楽しまれますよう。」

ヴァディム・ホロデンコ

As someone who has spent years in international competitions, I am fascinated by Fazioli Japan's on-line competition. It seems to me that it gives the competitors tremendous freedom. Not only can you pick your own repertoire, you have the freedom of video re-takes, so that stage fright is less of a problem.

However, the fact that there will be a popular jury, made of many piano fans, means that it is a competition that is much closer to the concert hall than a conservatory. After all, when playing in a competition, pianists are often concerned about tiny details that a piano teacher might be upset with, that actually have little to do with the power of the music.

I hope that everybody participating will do their best to play what is in their hearts, and for those who will be in the jury, I hope to be able to give some occasional advice as well. If we all remember that it is the music that counts, and nothing else, then I am sure that this will be a marvelous experience for everyone!

As I will be in Japan in June this year, I hope to have the opportunity to meet many of you! Please take a look at my concert schedule. Also, should time permit I hope to be able to fit in a master class for this competition as well.

Many thanks to Fazioli Japan for involving me. I now have a Fazioli piano at home, which makes my everyday practicing a real pleasure and I hope that you will also have the same pleasure.

Warmly,

Vadym Kholodenko

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ヴァディム・ホロデンコのプロフィール(仙台コンクール発表より)

音楽的活力に満ち溢れ技巧の天賦に恵まれた新世代のピアニストとして名声を確立。2010年の仙台国際音楽コンクール、2013年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール等で優勝したのち、ヨーロッパ、アジア、北米で国際的キャリアを築いてきた。

これまでに、ゲルギエフ、スラットキン、フェドセーエフ、カラビツ、ハース=ベドヤ、スピヴァコフ、山田和樹など、著名な指揮者たちと共演。北米では、フィラデルフィア管、アトランタ響、インディアナポリス響、ロチェスター・フィル、サンディエゴ響と共演している。

ヨーロッパでは、ロイヤル・フィル、BBCスコティッシュ響、ルクセンブルク・フィル、マルメ響、ノルウェー放送管、プラハ響、RTVE響、スペイン国立管と共演。ロンドン、パリ、ブダペスト、ルツェルン、モスクワで、リサイタルを行っている。日本にも、リサイタルツアーやオケとの共演で頻繁に来日。また、2013年にはマリインスキー劇場コンサートホールの月間アーティストにゲルギエフから指名され、パリ、ルクセンブルク、モスクワでの協奏曲演奏を依頼された。

2017-18シーズンのハイライトとしては、ボルドー・アキテーヌ国立管やバルセロナ響との共演、カラビツ指揮ワイマール・シュターツカペレとのアメリカツアー、メキシコのマヨ・フェスティバル出演などがあり、ウィグモア・ホールでのデビュー公演も予定されている。

レコーディングは、ハース=ベドヤ指揮ノルウェー放送管との共演によるグリーグ及びサン=サーンスのピアノ協奏曲第2番、フォートワース響との共演によるプロコフィエフの協奏曲全集の第1巻(2番と5番)などがある。日本のFontecレーベルからも、J.S.バッハ、ベートーヴェン、メシアンを収録したCDをリリースしている。


Fumé Oak(フメー・オーク):燻煙乾燥オークFazioliの登場

新年に新しい Fazioliピアノが発表されました。初のFumé Oak(フメー・オーク)、つまり燻煙乾燥オーク材使用のピアノです。
燻煙乾燥木材には材料として色々なメリットはありますが、非常にエレガントな仕上げにもなります。

燻(いぶし)オークにシルバーの鉄骨とナチュラル赤モミの響板、という心にくい色のコントラスト。
Fazioli アートケースピアノならではの美術工芸品ピアノでしょう。

写真をお楽しみ下さい。

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ファツィオリピアノ工場・ ヴェネツィア・パドヴァツアー 最新情報

いよいよ、当ツアーが一か月後に迫りました。
関係者は楽しみどころ満載のツアーをさらに充実させるべく、準備に余念が有りません。
後2名様の受付が可能ですので、ご興味の有る方は(株)朝日旅行へお問合せ下さい
ベニスカーニバルの最終日にはなかなか宿も取れないベニスに一泊し、カーニバルのピークのイベントもご覧になれます。

なお、ツアー最終日のFazioli ホールでのコンサートに新進気鋭のピアニスト、松橋朋潤さんが出演されます。
プログラムは
ベートーヴェン:ソナタ 第21番「ヴァルトシュタイン」op.53  L.V.Beethoven: Sonata No.21 "Waldstein" op.53  
ショパン: ポロネーズ第6番「英雄」op.53、他        F.Chopin: Polonaise No.6 op.53 "Heroic" 
ガーシュウィン: ラプソディ・イン・ブルー            G.Gershwin: Rhapsody in Blue

Fazioli ピアノの多彩な音を松橋氏の多彩なプログラムでご実感できることでしょう。


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松橋朋潤(Tomohiro Matsuhashi)

東京藝術大学附属音楽高等学校、同大学、藝大大学院修士課程修了。成績優秀者として「藝大クラヴィーア賞」授与。渡邊健二、加藤洋之各氏に師事。 TV朝日ドラマ<相棒>「殺しのピアノ」にピアニストの少年時代の役で出演。ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会コンチェルト部門初級優秀賞。A1級、C級、D級入選。Jr.G級ベスト8賞。第1回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA優秀賞。第5回日本演奏家コンクール第1位。松本市顕彰受賞。第21回レ・スプレンデル音楽コンクール第2位。第9回ローゼンストック国際ピアノコンクール審査員賞。 第14回日本クラシック音楽コンクール第4位。第1回ネオ・クラシック国際コンクール奨励賞。銀座国際音楽祭に出演。2011年蓼科音楽祭に出演。イタリアにて開催された36th Finale Rigure国際コンクール第3位。聖ジョバンニ・バチスタ大聖堂コンサートに出演。 第10,11,12回カワイ表参道ロシアンピアノスクール成績優秀者による選抜演奏会に出演。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、東京・春・音楽祭、ショパンフェスティバル等に出演。2017年指揮の橘直貴、松下京介、尾高忠明各氏と共演。


Fazioliコンクールのアドヴァイザーご紹介(1):海老彰子先生

通常のピアノコンクールの審査委員は権威ある先生方により構成されますが、「ファツィオリジャパン​創立10周年記念オンラインピアノコンクール」では、一般のピアノ愛好家(貴方も!)が審査委員です。しかし、ピアノコンクールの審査は簡単なことではありませんので、各分野の旗手にアドヴァイスを頂くことにしました。現在までに5名の方が当コンクールのアドヴァイザーを引き受けて下さいました。これらの方々を順次ご紹介致します。
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©武藤章

海老彰子先生
ご挨拶

「ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ストラディバリという大芸術家達を産み出した国・イタリアが誇るピアノの名器、ファツィオリが初めて開催するコンクール!
選考方法や運営にも工夫を凝らされた個性あるこのコンクールは、今迄に存在しない方法が取られます。
この催しを通し、更に広く深く人々の生活に音楽が浸透して行けるように、との巧みな工夫が成されているのは見事です。 専門家と一般の方の音楽の聴き方、について皆に考えさせる、皆で一緒に考える貴重な試行錯誤の試金石、となるかもしれません。 自分個人で探し当てたお気に入りのピアニストを応援するまたとない機会でしょう。
生まれたばかりのこのコンクール、どのような道筋を辿って結果まで行き着くのでしょう?
スリル満点ですネ! 音楽万歳! ファツィオリ 万歳! 私達の感受性 万歳! となる佳いコンクールと成る事を、心からお祈りしています。」
海老彰子


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海老彰子氏プロフィール
東京藝術大学1年在学中に第41回日本音楽コンクール優勝後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院最優秀首席卒、同研究科卒。同音楽院にてアルド・チッコリーニの愛弟子となる。以降、フランスと日本を拠点に世界各国で精力的に演奏活動を続ける。
多くの受賞暦を持ち、ロンティボー国際コンクールで第2位グランプリと4種の特別賞をA.ルービンシュタイン氏等から受けるほか、ショパン国際コンクールで4位なしの5位入賞。日本ゴールドディスク大賞2回、仏政府から文芸シュバリエ勲章、パリ名誉市民メダル、エクソン・モービル音楽賞本賞(日本)等受賞。 世界30ヵ国で、音楽祭、テレビ・ラジオ放送、CD録音にと活躍し、世界有数のオーケストラやソリストと数多く共演。マルタ・アルゲリッチとの2台のピアノ・デュオ・コンサートは、世界的にテレビ放映され、絶賛を博した。 近年、後進の育成にも力を注ぎ、世界各国でのマスタークラスに招聘されている。
第8回及び第9回浜松国際ピアノコンクール審査委員長。第17回ショパン国際ピアノコンクール審査員、その他ロン・ティボーなど、多くの主要国際音楽コンクールの審査員を務める。

日本ショパン協会常任理事。横浜市招待国際ピアノ演奏会実行委員長。   
元日本大学芸術学部大学院教授。元東京芸術大学ピアノ科客員教授。

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