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June 2020アーカイブ

April 2020| ファツィオリ日記トップ

ファツィオリマスクの生産者「パトリツィア」を紹介します

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先日ご紹介したファツィオリマスクが日本のお客様にも好評だったため、追加注文しました。製作の背景や生産者が分かりましたので、お伝します。

このマスクは6月に行われたファツィオリホールの復興コンサートイベントでパオロ・ファツィオリが身につけていた「ファツィオリマスク」。とても気になったので、残りの少数のマスクを送ってもらいました。届いたマスクは素晴らしい作り!ご来社のお客様にもとても好評でした。

イタリア本社に生産者について問い合わせたところ、地元のインテリア小物の工房に依頼し、一つ一つ手作りで作っている物と聞いて納得しました。実に丁寧に縫製されています。ファインコットンの二枚重ねで作られており洗濯可能、スタイリッシュかつエレガントなイタリアンデザインのエッセンスと職人気質を感じる、とてもファツィオリらしいマスクです。

ファツィオリマスクを作っているのは、ファツィオリ本社・工場より約20km離れたところにある、「Obiettivo Casa (理想の家)」 というアトリエの、Patrizia Brescancin(パトリツィア・ブレスカンチン)さんです。パトリツィアさんは、高級服の仕立師の母親と高級ブランドのデザイナーであった叔母を持ち、彼女たちの仕事を身近に見ながらエレガンスとディティールを自然に学べる家庭環境で育ちました。ご自身もこれまでにグッチ、ベネトン、フィオルッチなどの高級ブランドと仕事もされており、素晴らしい経歴をお持ちです。「Obiettivo Casa」の名称は、「あなたの理想の家を教えてください、なんでもお応えします」という彼女の想いから、このように名付けたそうです。
ファツィオリ本社・工場がある「フリウリ地方」は、創業者パオロの生家が家具工場を営んでいたように、昔から手工業、木工業が盛んな地域で、今も職人気質が脈打ち、優れた美術工芸品が生産されています。良い材料見極め、経験と技術を駆使して最高のものを作り上げようとするフリウリ地方の誇り高い職人気質は、ピアノ製造も小さなマスク一つの製作も共通するものがあるのかもしれません。「理想の音色」を追求するファツィオリが「理想の家」実現のお手伝いをするパトリツィアに依頼したのは偶然ではないでしょう。

この素敵なマスクを多くの方にお分けしたいのですが、一点ずつ手作りのため数が限られており、現在、ご試弾にお越しのお客様に差し上げています。
弊社ショールームでも、消毒やマスク着用など感染対策を行って、皆さんのお越しをお待ちしております。

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アンジェラ・ヒューイットはロンドンのご自宅でファツィオリマスクをモデルしています。
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経営本が教えてくれるファツィオリ哲学

新型コロナウィルスによる外出自粛期間中に本を手に取り、改めて読書に目覚めた方もいらっしゃることでしょう。この機会に、ファツィオリの経営哲学に触れられる本を2冊ご紹介したいと思います。ファツィオリがお好きな方、イタリアブランドに興味がある方、企業経営に携るかた方にとって、または、読み物としても大変興味深い本です。

「メイド・イン・イタリーはなぜ強いのか?」(晶文社 安西洋之著)
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弊社が取材協力をし、今年2月に発売されました。大企業中心の「メイド・イン・ジャパン」と中小企業が担う「メイド・イン・イタリー」の対比を含め、世界的に評価が高いイタリアブランドの事例から私たち日本のビジネスパーソンが学べる点がわかりやすく記されています。この中でファツィオリは、短期間にトップに駆け上がったピアノメーカーとして紹介されています。
本書の中で創業者パオロ・ファツィオリは、「量は追わない。良い音を追求するのが私の使命だ。」と、ファツィオリ社の核となる価値観を語っています。


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もう一冊ご紹介したい本は、「どうする?日本企業」(東洋経済新聞社 三品和宏著)です。
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2011年に発行された本ですが、今改めて読み直しても大変示唆に富む内容です。成長ありきの経営の限界を指摘し、日本企業の今後の成長に必要なのは、技術力以上に構想力を要する「リ・インベンション」であると唱えています。ビジネスの規模ではなく、品質を向上させることを目指すパフォーマンス・クオリティ企業の好事例としてファツィオリが取り上げられています。
著者が「ピアノという代物は、やはりピアノを愛する人々が、ピアノを愛する人のために造る楽器で、そういう世界に効率やら原価やら経営の言語を持ち込むと、何か大切なものが失われてしまうような気がして仕方ありません。」と述べている点にも深く共感します。

機会がありましたら是非ご一読ください。そして、ショールームにお越しになられた際には、エスプレッソを飲みながら読後の感想もお話しできたら嬉しいです。

Concerto per la Rinascita(復興コンサート)、ファツィオリマスク!

イタリア北部における新型コロナウイルスの爆発的拡大は日本のニュースでも頻繁に伝えられましたが、実際は、イタリア全土での問題ではありませんでした。ファツィオリ本社が位置する北イタリア有数の産業地域でもあるフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア自治州( Friuli-Venezia Giulia)でも感染者数は比較的少なく、ファツィオリの工場は、4月の中旬には工場操業を通常通り再開しました。

イタリアでは、6月15日より制限付き(観客席の間隔、施設の消毒など)でのコンサート活動が可能になりました。それに先駆けて、ファツィオリのコンサートホールでは、安全基準の整備と全館の消毒を実施し、同ホール再開の初の催しとして、6月3日にイタリア共和国建国記念を祝う特別なイベント「Concerto per la Rinascita(復興コンサート)」を開催しました。

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マウリツィオ・バリーニの素晴らしい演奏をご覧下さい。最後の一曲の作曲家は・・・パオロ・ファツィオリです!(約41:30)


   

この復興コンサートを皮切りに、ファツィオリホールでのコンサートシリーズが始まります。「Ritorno alla Musica(バック・ツゥー・ミュージック)」と名付けられた3回シリーズのコンサートです。
日本でも条件が整い、コンサート活動が再開されることを願っています。やはり、音楽を生で聴けないのは寂しいものです。

3日に行われた復興コンサートでは、ファツィオリのスタッフ達が自社製のマスクを着用し、お客様をお迎えしました。イタリアのシンボルカラーのラインとロゴの入った素敵なマスクです。特別に日本にも少し分けてもらうことができました。
残念ながら非売品のため、ご試弾のお客様に順次差し上げております。

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ファツィオリを弾いてみたい?もしくは、ファツィオリのマスクが欲しい?お客様のお越しをお待ちしております!

目に見えない特別な利点を持っているファツィオリF228ピアノ

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特注のため、普段はショールームでお試しいただくことが難しい、特別仕様のF228を入荷できました。6月中旬よりご試弾いただけます。

ご自宅に設置できる奥行き228㎝のセミコンサートグランドでありながら、通常はコンサートグランドのみに仕様される機能を二つも備えた、大変希少なF228です。

見た目は黒塗りのF228と同じですが、このピアノがいかに特別かは、お客様の目ではなく、是非、耳と指で実際に感じていただきたいと願っています。
何故なら・・・

三層響板 20200603_110106.jpg
このF228は、特注仕様のファツィオリ社特許技術「三層響板」を装着しています。三層響板は、比類のない音の響きと安定性によって、ファツィオリピアノの素晴らしさをさらに引き出します。音楽ホールからも評価をいただいていおり、フェニーチェ堺や中札内村ハーモニーホール、阿久根市「風テラスあくね」のファツィオリコンサートグランドピアノに採用されている技術です。

コンサートグランドのアクション 20200603_110156~2.jpg
また、通常ファツィオリのコンサートグランドにしか装着されない、ファツィオリ社特許のコンサートグランドアクションを装着しています。このアクションによって、早いパッセージや連続音など音のコントロールが容易になり、表現の幅がさらに広がります。

三層響板とコンサートグランドのアクションは、コストと製作期間(約6ヶ月)が増すため、ご購入時に依頼し、お客様のお手元にお届けして初めて体験していただけることが多いのですが、今回は、事前に弊社ショールームで試弾の機会をご提供できます。
言葉で尽くせない素晴らしさをご自身の演奏で実感されてみてください。


ご試弾のご希望の方は、
お問い合わ又はお電話(03-6809-3534)下さい。

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