おそらく今年の国際ピアノコンクールの一番のハイライトはルービンシュタイン国際ピアノコンクールでしょう。ファツィオリ初デビューの当コンクールにおける技術・アーティスト関係を、日本チームが担当しております。
テルアビブは素敵な街です。海岸が綺麗なうえに、料理もとても美味しい・・しかし観光の時間は有りません。
コンクールで使用される
FazioliはF278ですが、昨年末ダニール・トリフォノフ (Daniil Trifonov)
がサチーレの工場で選定しました。ダニールは前回の自らのルービンシュタインコンクールの経験から、ホールの音響のために一番良いピアノを選びました。当ホールの音響は非常にデッドですので、とても元気な楽器が必要です。
かなりの時間を掛けピアノの準備をしました。その後、昨日(5月10日)ダニールがピアノを弾き、調整の希望を伝えてきました。さらに調整後、ダニールからパーフェクトのお墨付き!安心です。
今回の舞台にはファツィオリとスタインウェイの2台だけなので、準備には気合いが入ります!
本日はオープニングコンサートのリハーサルでした。下の写真をご覧ください。当コンクールの入賞者David FungとRoman Rabinovichが, バルトークの2台のピアノと打楽器のためのソナタを練習しています。
そして、下の写真はストラヴィンスキーの「結婚」(ピアノ4台、歌のソロ、合唱、
パーカッションのため)のリハーサルです。
明日はダニールのゲネプロ、楽しみですね!
演奏(5月13日の夜)はネットで放送します。コンクールのHPで是非一緒にご鑑賞下さい。