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小さいからできる?Fazioliの日本販売システム、2015年新価格など

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約一年前、Fazioli の価格および消費税・相続税に関する私の意見をブログに掲載しましたが、本日は日本におけるFazioliの販売システムと価格について触れたいと思います。


輸入ピアノの一般的な販売方法は以下の通りです:


海外メーカー  ≫  輸入代理店  ≫ ディーラー・特約店 ≫ お客様

弊社の場合は非常にシンプルです(公共販売は除く)

Fazioli(伊) ≫ ピアノフォルティ(株) ≫ お客様

実は、ヨーロッパでファツィオリの価格は他の高級ピアノより高いですが、日本では弊社の定価は他の高級ピアノとほぼ同等です。弊社が輸入・展示・技術・販売を一社で全て行いますので、Fazioliを非常にフェアな価格でお客様に直接販売できます。

ブランドとしてのFazioliの制約は(希少価値のメリットでもありますが)、生産台数が非常に僅少ということで
す。2013年の年間製造台数は125台だけ。世界的なピアノブランド としては、一番小さいです。世界中でFazioliに対する需要は大幅に増加し続けているため、一つの市場に供給される台数も限られています。従ってFazioliの大きな展示をすることは中々難しいです。しかし、東京の弊社のショールームは世界一広いFazioliの選定場所で、常に全モデルを複数台揃える努力をしています・・・イタリアよりも大きいです!

1月より値上げをします。詳細は未決定ですが、イタリアの恒例の1月1日付の値上げと、11月からの急速な円安のダブルパンチへの対応に苦慮しているところです。

基本的に高級手作りピアノの工場出荷価格は毎年コンスタントに値上がりします(資材の高騰と職人の稀少化のため)が、さらにこの2年間は安部政権による積極的な「円高是正」政策により、円安が進行。為替の影響だけでも弊社の仕入価格は約37%上がりました。この先、財政規律のない、超「異次元金融緩和」で円はどこへ行くのでしょうか。

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                   (チャートをクリックすると大きくなります)

いつもフェアな価格をご用意するのがモットーです!しかし、仕入れ価格上昇の圧力には抗しきれません。ご理解頂ければ嬉しいです。経営努力で、できるだけの価格上昇を吸収していく所存です。

そして・・・2014年末までは2014年の価格を守りますので、師走にも係らずぜひご試弾にお出で下さい!



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