おそらく今年の国際ピアノコンクールの一番のハイライトはルービンシュタイン国際ピアノコンクールでしょう。ファツィオリ初デビューの当コンクールにおける技術・アーティスト関係を、日本チームが担当しております。
4月30日はユネスコ「International Jazz Day」でした。ジャズに象徴される文化の多様性と人類の融合、平和を祈念し、世界中でこの日が祝われました。
今年の記念コンサートは世界全大陸の196ヶ国+南極大陸と国際宇宙ステーションを繋いでお祝いされましたが、世界の中心は大阪でした。
大阪城西ノ丸庭園で行われたギャラ・ジャズコンサートは以下のビデオでご覧になれます(30:45に自動的に始まります)。
ハービーの感動的なスピーチも翻訳付です。
また、この下に準備の模様の写真をアップしましたのでお楽しみください。
お陰様で4月30日の天気は最高でしたが、前日のリハーサル日は一日中冷たい雨でした。
人間は暖かい洋服を着られますが、ピアノはどうすれば良いでしょうか?
29日の朝早、寂しく濡れている会場にピアノを搬入しました。。。。。
ハービーはダウンジャケットでピアノに向かい、弊社のピアノ(F278)はレインコートです。
翌日はうって変わって晴天。小曽根真さんは、Tシャツでゲネプロに臨みました。ピアノもホッとしています。
穐吉敏子さんも参加しました。
屋外に夜中のピアノは大変と思いますか?違います。専門的な防湿カバー+除湿器でピアノのケアは問題ありません。翌朝の湿度計は理想に近い50%+を指していました。
ハービーが私とピアノ運送責任者の吉田さんの労をねぎらってくれました。来年の国際ジャズデイはどこの国になるでしょうか。世界の平和と人類のコミュニケーションの向上にジャズが貢献できるよう、来年も日本でこの日を盛り上げたいものですね!
4月26日のアヴィラム(Aviram Reichert, イスラエル出身、ソウル国立大学準教授)
による公開レッスン&コンサートは、
1時間50分にもわたる、とても濃厚なレッスンとなりました。事前に、「課題が残らないところまでやる」言っていたアヴィラムですが、随所
に渡り細部の「音色」にこだわるパーフェクショ二ストの彼に、素晴らしい反応を示した鐵百合菜さん。情景の絵画的イメージを駆使し、聴衆への質問も交えながら、鐵さんを「追い込んで行く」。数回の試みで先生の求める音楽を奏でて行く生徒に、アヴィラムも時間が経つのを忘れたようです。
素晴らしい技術と自分のアイディアもあるので、音に集中しなさいというまとめでした。その後予定のコンサートをこなし、さらに一曲ラフマニニフノのプレリュードOp. 32-5をアンコールで弾いてくれました。このイベントの詳細はこちら。打ち上げは盛り上がりました!
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