ファツィオリ日記

ショールームビデオ!

先日ピティナの方が来社され、ショールームのビデオ撮影をされました。
最近のピティナYouTubeニュースに掲載されました。このビデオの最後の部分ですが、ぜひご覧下さい。


4番ペダルって?

初めて4番ペダルを見ると、ピアニストは殆ど「!」と「?」の表情を浮かべます。その「!」と「?」は我々にはとても理解しやすいです。

4本ペダルの写真をご覧ください:

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この写真を見て、2本の足ではたりなく、3本必要と考えてしまったのではないでしょうか?ずっと2本もしくは3本ペダルのピアノを弾き慣れ、 突然4本あれば、当然誰でも複雑と考えます。

実は・・・・・、意外とすぐ慣れてしまうんです。たとえば、ブーニンさんは2008年のツアーでこの4番ペダルの能力を最大限に使いこなしました。

本当は、結構便利なんです。技術的な話になってしまいますが、

4番ペダルを踏むと、鍵盤の全体が手前にナナメに傾きます。それによってハンマーが弦に近づき、鍵盤が浅くなります。通常の鍵盤の深さは約10ミリですが、4番ペダルを踏むと6~7ミリぐらいの深さになります。この時ハンマーと弦との接触点は変わりません。

一方通常のソフトペダルは鍵盤が全体に右に移動させ、ハンマーと弦との接触点を変えることで、音色と音量を変化させます。もちろんこの場合、鍵盤の深さは変化しません。

結果的に4番ペダルは音色が変わらず、鍵盤が浅くなることにより弾きやすくなります。アップライトピアノのソフトペダルを踏んだときの打鍵途中の遊びのないタッチ感を思い浮かべてみて下さい。速くて静かな演奏が簡単になります。

有名なピアニスト専門のお医者さんは、4番ペダルをケガをされたピアニストの可能性を拡げると考えています。

ファツィオリのF308は標準装備ですが、その他のモデルは注文により装着可能です。しかしこの場合、注文生産となり工場での取り付けとなります。

ぜひこの4番ペダルを体験しにショールームに来てみて下さい!


パオロさん

ファツィオリというピアノブランドの非常に大きな強みは、パオロさん。
他のブランドの 創立者は100年以上前に既に亡くなり歴史上の人物ですが、パオロさんは今まさに我々と同じ時間を生きています。

この業界ではとても珍しいことだけではなく、我々は大きなメリットと考えています。

パオロさんはいったいどんな人柄でしょう?

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(この写真は中村紘子先生のファツィオリF308を使用したチャリティーコンサートの後で撮りました。左よりアレック・ワイル、中村紘子先生、パオロ・ファツィオリ、ピアニスト及び旧アメリカ大使の奥様Bonny Armacostさん)

 やはり、ピアノのオタクというだけではなく、ピアノに対して明確なビジョンを持っている人です。 30年ほど前、彼は当時のピアノが不満でした。34歳でイタリアのトップレベルのピアノ技術者や製作者,音響学研究者を集めて、新しいピアノをゼロから造ることから、彼のピアノに対するビジョンが実行へとスタートしました。

 今現在も、このビジョンが続いています。パオロさんはもっとより良いピアノが造れるはずだと日々考えています。 昨年10月の来日の時に、ピアノを前に数時間ミーティングをし、色々なコメントやアイディアを彼に伝えました。そんな話の途中、良い点など褒める内容を彼に伝えると彼は「良い点は聞きたくない!ピアノを改善する話しかしたくない!」と。

パオロさんはとても真面目で温かい人です。今後来日の時に、たくさんの日本のピアノ愛好家・技術者がパオロさんのそんな人柄に接する事が出来る機会を作れればと思います。


ファツィオリ日記を紹介します!

われわれ(アレック・ワイル - 社長、 越智 晃 - 技術部長)はピアノフォルティ(株)のメインメンバーです。

会社のHPでは一番重要な情報を載せていますが、ここでは日々ファツィオリピアノを取り巻く色々な面白い話や情報をお伝え出来ればと、この日記を始めました。

しかし・・・・私(アレック・ワイル)の場合、日本語はネイティブではないから、皆様のご理解を頂ければ非常に助かります。

もし何かご質問があれば、ご遠慮なくぜひ聞いてみて下さい!そんなことからファツィオリの輪がもっと広がれば、とても嬉しく思います。

では、我々のブログを楽しんでください!

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アレック・ワイル
越智 晃

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