ファツィオリ日記

ハービー・ハンコック

Fazioliピアノはジャズの世界でも既に大人気になりましたが、ハービーさんはステージでのパフォーマンスだけではなく、ご自宅でもファツィオリF278がパートナーです。
72.jpgハービーと私(アレック・ワイル)はシカゴの南部「ハイド・パーク」が出身ですので、来日は特に楽しみにしておりました。Fazioliピアノのことだけではなく、故郷の懐かしい話も出来ました。(写真家は荒谷良一氏、有難うございました!彼のHP もご覧ください。


エコピアノ!

以下の写真はFazioli工場の新しい屋根です。
68.jpg最近屋根に設置した発電ソラーパネルが5月1日より発電します。今後、ファツィオリピアノの電気の1/3はソーラーになります。

ダニイルと一緒に

1月11日に、ダニイル・トリフォノフは初めて来日しました。成田に彼を迎えに行き、ショパン入賞者全国コンサートツアーの前の日までの3日間彼に付き添いました。

1月13日は彼の日本デビューコンサートだったので、事前の練習が必要でした
64.jpg
仙川アヴェニューホールでのデビューコンサートのプログラムと一週間後のコンチェルトをF308で練習しました。彼は弊社のショールームにある「全モデルのピアノを試弾したけど、どれも素晴らしかった!」と興奮気味に話していました。

これまで色々なコンサートピアニストの練習を聴きましたが、ダニイルは特に音色と表現が中心の練習だったので、聴いていて心地良かった。そして、楽譜を一切使わない・・・

日本の生活が大好きみたい。なんでも食べられました。刺身のつまの大根もお気に入りでした。
65.jpg
デビューコンサートは大成功でした。チケットは完売で満席でしたが、有名な方々も来て下さいました。スタニスラブ・ブーニン、海老彰子、岩崎叔子、假屋崎省吾さんなど。
66.jpg
1月22日はオーチャードホールの優勝者コンサート。ダニイルの東京のコンサートですので、弊社のF308を用意しました。ショパンコンクールと同じように弊社の越智晃が調律しました。NHKが録画して、4月に放送する予定です(BS2)。
67.jpg
やっぱり、良かった!
ダニイルはまだ19歳ですが、世界的なアーティストになりました。3月1日(ショパンの201歳の誕生日)にはショパン・イヤー最後のコンサートをワルシャワで弾きます。ポーランドの作曲家クシシュトフ・ペンデレツキ氏の指揮でショパンのコンチェルト1番を弾きます。ペンデレツキ氏の自作曲も演奏されます。行きたいですが・・・

今後ダニイルは日本でソロ演奏活動を活発にして行くことでしょう。そして、いつか彼は世界的に有名なピアニスト・作曲家になれると思います。しかし、日本のスタートは弊社の小さなコンサートでした・・・このコンサートを企画・開催できたことをとても誇らしく、嬉しく思います。

ショパンコンクールへの道 (11)

コンクール開始前に調律師仲間から「1次審査が特にきつく、段々とゆとりが出てくる」と聞いていました。しかし2次審査が始まるとファイナルまで1日の休みもなく続き、ゆとりが出てくるどころか疲労もピークを迎えていました。思えばホテル⇒ホール⇒ショールーム⇒ホール⇒ホテルを徒歩で移動し、ホールでの仕事以外はショールームでもう1台のピアノの手入れとよく働きました。ワルシャワ到着後ポーランドのディーラーからレンタル用F278 のメインテナンスを頼まれ気軽にOKしましたが、ハンマーのファイリングからダンパーアクションのオーバーホール、イタリア工場から必要なパーツを取り寄せ交換するなど、予想以上に大変な作業でした。
63.jpg
ポーランドの技術者、マリアンも私の作業に付き合ってくれ、あれこれ手伝ってくれるうちにとても良い関係を築くことが出来ました。マリアンのお父さんもピアノ技術者で、子供の頃からまわりにはいつもピアノがあったそうです。そんな環境から彼はいつから調律師として仕事を始めたかは分からないと言っていました。ポーランドに初めてファツィオリを紹介したのも彼で、パリに行った時に初めてファツィオリピアノと出会い、それ以来ファツィオリを愛して止まない人ですから、今回のショパンコンクールにかける意気込みは凄いものでした。いつも感じることですが、パオロに集まってくる人々は皆こんな人達ばかりですから、私も何の躊躇いもなく、すぐ仲間として仕事が出来るのです。そんな人達の激励もまた私の大きな原動力となり、3次審査の仕事に繋がるのでした。

つづく・・・

カテゴリ

PAGETOP