今年のフランクフルトミュージックメッセで、ファツィオリの未来志向の新作ピアノが話題になっています。
これはPhilippe Gendre氏がデザイしたピアノARIA(アリア)です。
Gendre氏によると、このデザインコンセプトのインスピレーションは、「今にも飛び立とうとしている鳥が左翼を広げ始めた」イメージから。「どこまでも続く広い青空に飛び立つ羽のような軽やかさ」。
また、創始者のパオロ・ファツィオリは「アリアの非対称的な形は、どの角度もその隣と異なる形を際立たせていて素晴らしい。まるで"整然とした無秩序"の遊び心をスパークしているようだ。」と述べています。
ピアノが一柱で支えられていることで、伝統的なピアノに比べ、より持続し、さらなる広がりを持つ音響を可能にしています。この下部構造のお蔭で、低音部はこれまでにない深さと豊かさを持っています。