August 2012 Archives

やっと現世に現れたトキメキを持ったピアノ

コンサートが大好きで多くの名演に接する毎日です。
良い演奏はいつまでも記憶に残りますが、
「あそこのピアノの音は素晴らしかった」と音色自体が語られることが少なくなりました。
かつては「あのピアノを聴きに行きたい、見に行きたい」と
ピアノ自体が神格化された時代がありました。
今では残念ながらそんなトキメキが皆無に近いです。
それと同時に弾いてみたいピアノも無くなったように思えます。
どのピアノも同じ音。よく言えば均質、悪くいうと個性が感じられません。
そしてFAZIOLI。CDに録音されるだけで話題になるピアノ。
コンクールで採用されればライバル視されるピアノ。
このピアノ、日本に到着後試弾したのは私だけ。
その音。
「誰にも渡したくない」音でした。
やっと現世に現れたトキメキを持ったピアノ。
私にとってそれがFAZIOLIです。

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ショールームでFAZIOLIピアノを初めて試弾した時、
豊かな音色がシャワーのように降り注ぎ、
身体ごと別世界へ連れて行かれるようでした。
そ のゴージャスな響きに、
従来のピアノは10個のスピーカーを持つと例えれば、
FAZIOLIはその数十倍の音源を備えていると感じたほどです。
そんなFAZIOLIの響きは私の頭を離れず、
2回目の試弾の際に迷わずオーナーになることを決意しました。
同年のショパンコンクールに初採用され、好成績を挙げたことも
自分の選択に間違いは無かったものと嬉しく思いました。
また自宅にピアニストをお呼びしたホームコンサートでも、
その異 次元の響きは参加者全員を包み込み、ともに歓びを分かち合うことが出来ました。
そして何よりも嬉しいことは、弾くたびに深みと透明感を増し、
私好みのピアノに進化して行くことでした。
FAZIOLIは私のような愛好者でも難無く受け入れてくれる、
弾き手を選ばないピアノなのかもしれません。

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私にとって人生最大の衝撃はイタリア製ピアノ・FAZIOLIとの出会いです。
演奏会の下見を兼ねて、仙川アヴェニュー・ホール"ve quanto ho...."に
FAZIOLIの試弾に行きました。
うっとりするような美しいピアノ・・・
鍵盤に触れ、音が響いたとたん、
身体の全細胞が化学反応を起こしたような、
私の何もかもが変わってしまったような、不思議な衝撃を受け、
目前に新しい音楽の扉が開いたように感じられました。
思いつくままに曲を弾いてみました。
すると、ますます、このピアノで弾いてみたい曲が次から次と脳裏に浮かび、
興奮を抑えることが出来ませんでした。
その日、予定の下見を終えた後、
その足でFAZIOLIの日本総代理店であるピアノフォルティのショールームを訪れ、
1台のピアノに一目惚れ。
何の算段ないまま、心の中ではピアノの購入を決めていました。
そして、1ヶ月後にはそのFAZIOLIピアノを我が家に迎えることが出来ました。
すべてが夢の中の出来事のようで、
長年ベーゼンドルファーを愛用してきた私には、
天地がひっくり返るほどの大事件でした。
今現在、ピアノも私も日々変化しています。
毎日弾く度に新しい気づきを与えてくれる、
大切なパートナーとなっています。

古川泰子ホームページ

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良い楽器で練習することは上達への近道

「FAZIOLI」なんて美しいピアノなのだろう!!
そう感じたのは今から約4年前の2008年4月、
東京オペラシティでのアンジェラ・ヒューイット女史の
素晴らしいバッハ平均律全曲演奏を聴いた時のことでした。
私は自宅で地域の子供達にピアノを教える所謂"町のピアノの先生"ですが、
この日を境に、ヨーロッパのピアノを持ちたい願望が私の心を支配しました。
昔、チェロの恩師がおっしゃった
「良い楽器は自分の能力以上の事を可能にする。上達への近道だ」との言葉が蘇りました。
1年後、名だたるヨーロッパのピアノを扱う全ての総代理店巡りをしました。
ヨーロッパのピアノの音には、それぞれ唯一無二の特徴がありました。
全く迷わなかったといえば嘘ですが、
2009年初夏、私は本当に美しい音色で存分に歌う最も魅力的なピアノ"FAZIOLI"を選びました。
素晴らしいのはピアノだけでありません。
ワイル社長、技術の越智さん、フェケテさんのピアノに対する深い愛情と厳しい眼、
ファツィオリ・ピアノに対する熱い想い、最高の技術をお持ちです。
更に、誠実で、客を客としてではなく、一個人として真心こめ温かく接して下さります。
私が全幅の信頼を寄せられる方々と最高のピアノに出会えたことは本当に幸運です。

我家にF228が来て2年半が経ちました。
私には未だ勿体無いピアノですが、宝の待ち腐れにならぬよう、
私自身レッスンを受け、練習に励んでおります。
昨夏、大学時代の友人と東京・目黒区のホールで初の音楽会を開きました。
聴きに来て下さった方や知人からは
「美しい音だった」とか「昔と比べて音が明るくなった」等とお褒め頂きました。
毎日、最高のピアノで練習するのは楽しいですし、昔、全く因難に感じていた色々が、可能となりました。
今後、レパートリーを増やせそうで楽しみです。
「良い楽器で練習することは上達への近道」とは本当です。
私の場合、ファツィオリを選んで大正解でした。

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とにかく良い音色です!

ファツィオリのことは何も知らず、
展示していたスタインウェイの中古C型を見に行ったのがきっかけでした。
なかなか良い楽器で、お値段も良心的だったのですが。。。
隣にあった228に触れてみたところ、
「えっ?」「何だろう、この音色は?こういう楽器は初めてだ。。。」
気が付くと、最初のスタインウェイに触れていたのは15分ほどで、
後はファツィオリからすっかり離れられなくなってしまい、数時間が経ちました。
私は心の中で「でも、値段は(汗)。。。」と、
何とかCに決めようと試みたのですが、どうしても228から離れることができません。
結局、予算を無視してファツィオリを選ぶ事にしましたが、正解だったと思います。
楽器と闘う必要を感じないというか、自分と楽器の間に何かが挟まっている感じが全くありません。
それに非常に安定していて(いろいろ構造上の工夫があるそうです)、
北海道まで運ばれてきたというのに、そのままで練習に支障なく音を楽しめる状態でした。
もったいないのでもう少し狂ってから初回の調律サービスをお願いしようと、
2カ月近くそのまま使用していましたが、
調律後も大きく「変わった!」という感じはありませんでした。
それほど狂っていなかったからです。
今までの他の楽器では、それはあり得ない事だったので本当に驚きました。
とにかく良い音色です!
少し弾いているだけでも、イマジネーションが湧いてきて、
数時間があっという間に過ぎてしまいます。
とても大変な買い物だったはずなのですが、お店の雰囲気も暖かく楽しかったので、
越えられないはずのハードルを「気がついたら超えていて、いつのまにか楽器が家にやって来た。。。」
そんな感じです。
安心して選べたからだと思います。
素晴らしい出会いを、本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします!

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FAZIOLIは弾き手に常にインスピレーションを与えてくれる。
そして想像以上の音楽世界を作ってくれる。
暖かく色彩豊かな音色、重厚で豊かな和音を奏で、
自身がオーケストラそのものになったかのような変幻自在な響きを生み出す。
この楽器に出会ったとき、その優美さに目を奪われ、
その音を全身で味わい、存在そのものに強く魅かれるようになった。
このピアノの造形美は隅々まで滞る事なく、
角もカープも、普段は目にする事のない部分まで、どこをとっても美しい。
真のものづくりの愛情が伝わってくる。
自身の更なる成長を願い、この楽器と大切にその時を共にしていきたい。

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