January 2021 Archives

音間のエネルギーを捉える比類無き一台との出会い

生で聴く機会が無く、あくまで信号に変換された音でしか知り得ていなかった。
けれど...

ファツィオリは、奏者の美意識をありのまま出してくれる比類なき楽器なのではないか。
スピーカー越しの私の推測は、聴く毎に増すばかりだった。

期待と不安を胸に、満を持して東京芝浦へ。

店頭には美麗なピアノが並んでいた。
誠実でピアノに対する信念も伺える説明を受けつつ、
ファツィオリの生のアクション、音・響きを初めて耳と脳で感じ浸らせて頂いた。

初めての訪問時、全サイズは揃っていなかったけれど、
このメーカーの技術と素材には奏者によって見せる顔が無限にあり、
音色のヴァリエーションも今に限らない未知の可能性があるのを感じた。

約二ヶ月後、一度目の訪問時には店頭に無かったサイズのファツィオリ1台に会いに、再び東京へ。

遠路を経て、椅子を整え、アルペジオひとつ触れる。
瞬間、鍵盤と指先がまるで同化しているかのような入力と出力の感覚に
一切のブレが無いピアノの更なる繊細な次元を感じた。

たしかに相性というものはあると思う。
しかしそれだけではなく、一度目の僅かな試弾の時間でさえも、"己"を明確に示してくれた。
ファツィオリの名器である所以がそこにある、と私は考えた。

今、我が家にいるのは、二度目の東京で出会えたそのファツィさんだ。
ファツィオリ社の美学が溢れる程に込められた楽器に、
私は厳しいアップデートを余儀無くされる日々である。
これは、ファツィオリピアノをパートナーに選んだ私の、永遠的本望である。

fazioli piano

一音弾いた瞬間、恋におちました

ファツィオリを初めて演奏した瞬間、僕は恋におちました。
A5FBAB32-6A16-412F-871C-3B8755A8ED7F.jpeg
きっかけはコロナ禍でコンサートの中止が相次ぎ、自宅でピアノを弾く時間が圧倒的に増え、最高の音で毎日自宅練習をしたいと思うようになったからです。周囲にピアノ相談しているうちにFAZIOLI を試弾する流れになりました。

FAZIOLI を試弾する日に合わせて他のメーカーのピアノも触りました。どのピアノもとても素敵でしたが、FAZIOLI ピアノを弾いた瞬間、これだと運命を感じてしまいました。

圧倒的な透明感、そしてパワーもしっかりとあるこんなにも素晴らしい楽器があったのだと知り感動しました。ファツィオリは国際コンクールでも使用されており、存在は知っていましたが、幻のピアノと言われていることもあり、今まで触る機会がありませんでした。

まさか自分が一瞬で、この音に恋するとは思ってもいませんでした。

その後、購入することを決意しましたがサイズで大いに悩み。ピアニストとしては、やはりフルコンに憧れがあり、一度しかないピアニスト人生を楽しみ、後悔をしないためにも、F278 3000番を購入することを決断しました。

僕が今回購入したピアノは、本来2020年に様々な来日アーティストが、演奏会で使用するために用意されたピアノでした。しかし、コロナ禍により予定されていた演奏会が全てキャンセルとなっため、ホールへの貸出は一切行われることなく、ずっとショールームに展示されていました。私もコンサートツアーを中止にしたので、そのピアノに親近感がわきました。様々な縁がつないでくれ、無事自宅に迎え入れることができました。

ショールームで感動したあの音を自宅でもそのまま再現でき、毎日の練習が楽しすぎて、ピアニスト・フォルテは、更に成長できそうです。

About this Archive

This page is an archive of entries from January 2021 listed from newest to oldest.

February 2020 is the previous archive.

December 2022 is the next archive.

Find recent content on the main index or look in the archives to find all content.