June 2015 Archives

神秘的な音楽の世界の扉が開きます

2010年ショパンコンクール鑑賞に訪れたワルシャワで注目したFAZIOLIは、才能あふれる演奏家の為の物であって、我々凡人には関係の無い別世界の楽器と位置づけておりました。

それが我が家に来る事になるとは、夢のようでございます。

きっかけは、その翌年の秋、フランソワ・デュモン氏のランチコンサートでの事でした。

そこにはマッカーサー・エボニーのケースを纏った美しいFAZIOLIがありました。

至近距離で聴くその繊細な響きは、この世のものとは思えない美しさで私を包み込みました。

微細な振動が肌に伝わり、音の波動が手に取るように 眼に見えるように判る、初めての体験でした。

この感動を、是非、子供達と分かち合いたいという衝動にかられました。

当時、新品で購入して僅か5年のハンブルク製高級グランドピアノでレッスンをしており、それだけでも贅沢すぎる環境にありましたが、即、行動に移し、一月後にはレッスン環境を変える決断をいたしました。

搬入後には、楽器の良さが発揮出来るよう、半年かけて音響調整を行いました。

生徒さんの為に取り入れた楽器ですが、その恩恵は、私自身に一番もたらされ、耳と感性の進化は驚く程です。

現実から離れた"高み"へ FAZIOLI がどんどん誘ってくれるのです。

これまで知る事のなかった神秘的な音楽の世界の扉が開き、演奏そのものに深く集中し、様々な音に出会う楽しみに夢中になっております。

優れた楽器は、時々弾くのではなく、毎日一番長く触れる事が大切で "最高の師匠"であると、日々感謝いたしております。

梅村崇子先生のHPはこちらからどうぞ
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